第30回「段ボールについて Vol.3 -印刷編-」

いつもハコラムをご覧いただきありがとうございます。

今回は段ボールの印刷についてご紹介します!

 

段ボール印刷というと、クラフトに黒や赤で注意書きが印刷されていたり

社名や模様が印刷されたものをよく目にするのではないでしょうか?

このように、1〜3色でシンプルに印刷されたダンボールは、

主にフレキソ印刷という方法で印刷されています。

 

そのほかに、紙に印刷したようなフルカラーでデザインや写真などが

印刷されたものはオフセット印刷になります。

 

 

 

♦︎フレキソ印刷

フレキソ印刷は、ゴムや樹脂など弾性物質からなる版を使用してインキを転写する方法です。

 ※ゴム版イメージ

 

版に弾性があるため、細かい凹凸のある厚紙や段ボールのような素材にも綺麗に印刷ができ、

ダンボール印刷の中で最も多く使用されています。

また、フレキソ印刷は水性インキを使用するため、
環境にやさしく、コストパフォーマンスにも優れています。

フレキソ印刷はシンプルですが、デザインを工夫することで
印象に残るような段ボール箱を作成することもできます。

 

 

 

♦︎オフセット印刷 

厚みのある段ボールに直接印刷はできないので

印刷した紙を段ボールに貼り合わせる方法で、フルカラー印刷が可能です。

高いクオリティ、デザイン性を重視したい場合におすすめです。

 

このように印刷をした紙を貼り合わせる方法を、

貼合(てんごう)合紙(ごうし)といいます。

合紙は、一般的に片面段ボール・板紙 + 印刷紙・厚紙などを合わせます。

 

ただ、Gフルートはとても薄いため、合紙でなく直接の印刷が可能です。

Gフルートについて詳しくはこちら

参考:ペット用シャンプーの箱

 

 

 

また、オフセット印刷した紙だけでなく、

色紙を貼り合わせて見せるダンボールも可能です!

黒1色オフセット印刷+クラフト中芯+赤ライナー+ニス+箔押(銀)

参考:食品用パッケージ

 

 

 

 

 

段ボールの印刷について、ハコラムいかがでしたでしょうか?

次回もお楽しみに!!