第24回「オリジナル紙袋の制作について Vol.4 -表面加工編-」

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いつもハコラムをご覧くださりありがとうございます!

今回は紙袋の表面加工についてご紹介いたします。

 

紙袋にも種類があることはご紹介してきましたが、

紙の表面も、箱などと同じように素材そのままのものからツヤがあるものなど種類があります。

それは紙の種類だけではなく、表面加工で違っているのかも?

 

むしろ紙袋に表面加工をしないと…

「印刷の色が落ちやすい」「紙の割れ目が出やすい」なんてことも?!

 

表面加工には、どのような加工があるのか?

どんな紙袋に適しているのか?など早速ご紹介いたします。

 

 

 

 

色落ちに負けない!

ニス引き

※和風紙にニス引き

 

ニス引きは紙の表面に樹脂を塗る加工方法で、多少の撥水力もあり、比較的安価にできる加工です。

少しツヤがでますが、元の紙の質感などはある程度残すことができます。

さらに!印刷したインクの上に樹脂が乗るため、擦れなどによる色落ちを防ぐことが可能。

そのため「印刷範囲が広い(ベタ面が多い)+紙の質感や風合いは残したい」場合にオススメです。

 

ニス引きは部分的な印刷が可能なので、ニスで絵柄を表現することもできるんです。

他の紙袋と差をつけたい時のひと工夫!

なんてどうでしょうか?

 

※マットPP加工+部分ニス引き

 

 

 

 

見た目と強度重視!

PP加工(グロス・マット)

PP加工とは、ラミネート加工の一種で

紙の表面にポリプロピレンのフィルムを圧着させて貼る加工です。

 

紙の表面にビニールが貼られているような状態のため、

ニス引きと違って紙本来の質感は無くなってしまいますが、水や、紙の破れに強くなります。

PP加工をした紙を破ろうと思うと、少し力がいるほど。

そのため紙袋の補強にもなり、重たい商品を入れる場合などにもオススメです。

 

 

<PP加工の種類>

◆グロスPP

 

※コート紙にグロスPP

 

光沢があり、紙の表面がツヤツヤになる加工です。

「印刷を鮮やかに見せたい」「紙袋を目立たせたい!」場合にオススメです。

 

 

 

◆マットPP

 

※コート紙にマットPP

 

名前の通りに艶のないマットな表面になります。

落ち着きのある印象になるため、

「上品な紙袋にしたい」「高級感を出したい」場合にオススメです。

 

 

 

高級感といえば!

箔押し

 

何度もご紹介していますが、やはり高級感を出したい時にはコレ!

箔押しは、紙の表面に箔のついたフィルムを圧着させる表面加工です。

金や銀色、カラー箔など様々な種類があります。

そのほか透明箔や黒い紙に黒の箔を押すのもオシャレです!

箔押しは小ロットにも対応しやすい加工ですので、ぜひご相談くださいね。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

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4回に渡って紙袋をテーマにご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ハコつくは、箱のパッケージだけでなく紙袋も得意としています!ぜひご相談くださいね。

次回のハコラムもお楽しみに!