第18回「パッケージ制作時の色校正って?必要なこと?」

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いつもハコラムをご覧いただきありがとうございます。

今回のハコラムは

第16回「オリジナルパッケージ制作の流れ −製造編−」の中でも

ご紹介した色校正についてです!

 

 

 

 

 

そもそも「色校正」って何??

 

色校正とは、本番の印刷を開始する前に

色味を確認するための試し刷りのことです。

 

 

パッケージ制作に限らず、印刷の仕上がりにこんな経験はないでしょうか?

 

■仕上がったモノを見てみたら、イメージしていた色と違っていた!

■パソコン上では綺麗だと思った色がくすんでいる…

■印刷してみたら、細かい文字が潰れてしまった…!

etc

 

 

パソコンのモニター上、ご家庭や会社での出力と実際の印刷では、

カラーの種類、印刷機やインキの種類が異なるため、色味がどうしても変わることがあります。

 

 

また、同じ「青色」でも人それぞれ、イメージする青色が違うこともありますよね。

その差を埋めるためにも、色校正で事前に確認してもらうことで、

実際のイメージと異なっていないかの判断になり、

イメージダウンや、刷り直しなどのリスクを減らすことができます。

 

大量に作る前に、確認しておけばよかった・・・!

と、ならないために。

色校正はとても大切な工程なんです。

 

 

 

 

 

色校正には、主に以下の方法があります。

 

●簡易校正

校正用の印刷機とインクジェット紙で印刷する方法です。

実際に使用する紙やインキではないため、

本番の印刷とは多少異なりますが、近い色味を再現することができます。

費用を抑えたい、デザインやイメージだけでも確かめたい時などにおすすめです。

※主に雑誌やパンフレットの校正に使われています。

 

 

●本機校正

本番通りの紙、インキ、印刷機を使用して印刷する方法です。

簡易校正よりも費用と時間はかかりますが、

本番通りの印刷で確認してリスクを減らしたい場合におすすめです。

また、本番の印刷時にこの本機校正の色味に合わすことができるので安心です。

 

 

 

 

こんな場合は色校正をした方がイイ!

例えば・・・

●食べ物や人物写真を印刷するのでこだわりたい!

●グラデーションなど綺麗に出るか色味への不安がある。

●前回作成した箱の色味に合わせたい!

●細かいデザインが入っている、特殊用紙や加工などをするため印刷上のリスクを減らしたい。

(特殊加工をする場合は、事前にテスト加工を行うことも可能です)

 

 

この場合は必要ないかも…?

■多少の色ブレは気にしないので、費用を抑えたい

■特色を使用する

(指定色なので色ブレが少ないが、事前に色味を確認したい場合は色校正が必要)

 

 

色校正って何回できるの?

何度でも可能です。

ただし、色校正1回につき費用がかかります。

また、色校正をする場合、製版、印刷、確認などの日数がプラスで必要となります。

納品日まで日にちがないようなタイトスケジュールの場合は

色校正をする時間がない場合もありますのでご注意です!

 

 

 

 

***

今回のハコラムはいかがでしたでしょうか?

色味について不安がありましたらご相談くださいね。

次回もお楽しみに!!